Column 美と健康のコラム
時間、大切に使ってますか?
みなさま、春たけなわ いかがお過ごしですか?
先日テレビで拝見した聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが、「生きるということはね、時間が使えるということ。」とおっしゃっているのを耳にしまして、ハッといたしました。
人生をきわめていらっしゃる方の真理をついたお言葉、流石と感動するとともに、自省の念にも駆られました。
当たり前のことですが、私たちの使える時間には限りがあります。未来永劫とは行かないわけで・・・やはり一瞬一瞬大切に使わないといけませんよね。
ところで劫とは、仏教用語でひとつの宇宙が誕生してから消滅するまでの期間を表す単位だそうです。
これもにわかに仕入れた情報なのですが、
劫とはどれくらいの長さかというと、40里四方(約156平方?)の枡いっぱいに芥子の実を敷き詰める。
そこに百年に一度、天から鳳凰が降りてきて一粒くわえて持っていく。これがすべてなくなるまでの期間を「一劫」というのだそうです。そして、その一劫は梵天の一日に等しいそうなのです。
仏教の経典には、億劫(おくくう→おっくう)などという無限に近い時間の概念が出てくるようですが、それは、人智ではとても計り知れない時間の長さだということから「わずらわしくて気が進まない」という意味に転じて使われるようになったそうなのです。
そんな気の遠くなるような時の流れの中で、私たちに与えられた時間はせいぜい80年~100年。梵天のまばたき一回にも遠く及ばない極めて僅かな時間です。
今日もクロスゼロで元気を出して、与えられた時間を、億劫がらずに、惜しんで、大切に使いたいと思うわたくしでした。
ごきげんよう