Column 美と健康のコラム

ウイルス感染の背景に活性酸素

小川理子
小川理子

公益法人ルイ・パスツール医学研究センターの犬房晴彦博士は「新型コロナウイルスの感染予防対策」の中で、

  • 酸化ストレスが高いとウイルスに感染しやすい
  • 酸化ストレスが高い高齢者・基礎疾患のある人は重症化しやすい
  • 酸化ストレスの低下で免疫が上昇する
  • 抗酸化剤投与でウイルス感染予防・治療の可能性が考えられる

と抗酸化力充実の重要性を強調したメッセージを発信しておられます。

新型コロナウイルスのワクチン接種で65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人の優先順位が高いのも一度感染すると重症化するリスクが高いためですが、その重症化の背景に酸化ストレス、つまり活性酸素の過剰発生があるということをこのメッセージは示しています。

過剰な免疫反応が過剰な活性酸素を生む

多くの免疫細胞は、敵を排除するための武器として活性酸素を使います。活性酸素は身体に侵入した病原菌やウイルスを排除して身体を守ることに役立つ反面、過剰に発生するとウイルスの排除を超えて自らの細胞を傷つけてしまいます。

ウイルスに入りこまれた細胞のSOS信号(サイトカイン)が過剰になり結果として集まり過ぎた免疫細胞による膨大な活性酸素によって、肺の機能を損なわれるほどのダメージを受けることがあります。このような現象はサイトカインストームと呼ばれ、新型コロナウイルスでは肝臓や腎臓などでも同じようなことが起こり、多臓器不全を起こして生命にかかわるケースが多発しています。

活性酸素対策

犬房博士はのメッセージは、感染の予防から重症化の防止まで、活性酸素対策が有益であることを示唆しています。

活性酸素を消去する抗酸化物質の摂取が、直接的な対策となることは言うまでもありません。

活性水素は抗酸化物質の中でも特に効率良く活性酸素を消去することで近年世界から注目を浴びている物質です。

これを活用することにより、新型コロナウイルスの脅威と対峙することは、リスク回避に有益と考えられています。

活性水素様機能素材 クロスゼロ

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